理事長挨拶
日本編集制作会社協会(略称AJEC)のホームページへ、ようこそお越しくださいました。
魅力ある協会を目指して新体制がスタート
当協会は1983年に発足しましたが、当時はまだ編集制作会社を使う出版社が少なく、企画から校了まで手がける会社があることをなかなか理解してもらえませんでした。そのた
め協会発足当時の最大の課題は、「編集制作会社の存在と力量をどうやって認めてもらおうか」ということだったのです。今や当たり前となっている委託契約書の作成や編集印税なども、こうした活動の中から実現しました。
その当時から見れば、最近の編集制作会社は社会的にもある程度認知されるようになり、出版業界において欠かせない存在となっています。しかし、その一方で、出版市場は縮小傾向にあり、編集制作費も下降線をたどっています。
我々編集制作会社の仕事がもっと評価され、経営的に安定するために、協会が果たすべき役割は決して少なくないと思います。
社団法人化を視野に“量”と“質”の充実を図る
会員のために役立つ協会にしていくためには、“量”と“質”の充実が欠かせません。量とは、会員数を増やしていくことです。
現在、編集制作会社は都区内だけで600社前後あると言われていますが、当協会の組織率はまだその1割程度に過ぎません。これをせめて20%ぐらいに引
き上げるためにも、魅力のある、役立つ協会にする必要があります。「会員になることが信用につながる」「会員社であることで優秀な人材を集めやすい」「業
界内外のさまざまな情報を知ることができる」など、“得るものがある協会”にしなければなりません。当協会では事務局に依頼のあった仕事を正会員に公開し
ていますが、このようなサービスをさらに充実させていきたいと考えています。
次に質ですが、「良い仕事をしている」と評価されるためには、優秀な社員が必要です。協会では人材の確保・育成に関しても、さまざまな支援活動を行って
います。今年からスタートした「編集技術講座」もその一環で、年10回の体系的なセミナーを通して編集制作の知識や技術を習得してもらっています。
また毎年秋には、出版社の編集者や地方の非会員社なども参加する「拡大編集セミナー」を開催しています。さらに会員社の社員が、自分たちの仕事に自信と誇りを持ち、モチベーションを高めてもらうことを目的に、顕彰制度として「日本編集制作大賞」を導入しました。
このほか、公益法人制度改革法が今国会で成立したことを受け、2008年中の社団法人化を目指して準備委員会を発足しました。こうしたさまざまな取り組みを通して、協会に加盟することのメリットをアピールし、会員拡大、社員の質の向上に努めていきたいと考えています。
(協会報84号より)

